中絶手術後の過ごし方

手術後に起こる可能性のあること

術後に見られる症状

  • 麻酔がききやすい方は、麻酔から覚めた直後にめまいや頭痛、むかつきなどの症状が起こる場合がありますが、30分〜1時間程度でおさまるケースがほとんどです。
  • 術後1~2週間ほど、生理のような出血があります。出血の続く日数には個人差がありますが、あまりにも出血が長引いたり、発熱・強い下腹痛などの症状が見られたりする場合は、お早めに当院スタッフまでご相談ください。
  • 中絶手術後には、大きく心が傷つく方もいらっしゃいます。そのため、罪悪感から精神的に不安定になる、気分が落ち込むといった症状が出ることがあります。身体に症状はなくても、ご気分のすぐれない方は遠慮なく当院スタッフまでご相談ください。

中絶手術による合併症・リスク

  • ショック・呼吸障害

    喘息や花粉症・鼻炎といったアレルギー体質をお持ちの方、あがり症の方などは、麻酔によってショック症状や呼吸障害が起こることがあります。当院では、そういったトラブルが起きないよう手術中ずっと心拍数や呼吸状態をモニタリングしております。手術は、開腹手術を行える設備の整った手術室で行います。

  • 頸管裂傷

    子宮頸管を無理に拡張しようとすることで、子宮頸管に傷がつくことがあります。頸管裂傷のリスクを避けるため、当院ではゆっくりと子宮頸管を広げる前処置を行っております。

  • 子宮収縮不全

    術後に子宮の戻りが良くないと、大量出血が起きたり、子宮内容の一部が子宮内に残ったりするなどのリスクがあります。当院では、子宮収縮が進んでいない場合は、子宮収縮薬を処方するなどの処置を行います。

  • 子宮穿孔

    妊娠時の子宮は非常にやわらかいため、手術中に子宮に穴があいてしまう可能性は否定できません。当院ではそのような事故がないよう細心の注意をはらって手術を行います。

  • 腹膜炎

    まれに、手術中に細菌が腹腔に入り込んで腹膜炎を起こすことがあります。当院ではそのようなことがないように、十分な清潔環境のもとで手術を行っております。

手術後の生活上の注意点
  • 初期中絶手術の後は2~3日、中期中絶手術の後は1週間ほど無理をしないようにお過ごしください。(アルコール・刺激物・タバコも、1週間程度お控えいただきますようお願いいたします。)
  • 術後1週間は入浴時に湯船にはつからず、シャワーのみにとどめてください。
  • 初期中絶手術の場合は手術の数日以内と1週間後に診察を行いますので、忘れずにお越しください。
  • その他、お身体について気になることがありましたら、いつでも当院スタッフまでご相談ください。

中絶手術後の避妊はどうすればいい?

性行為は2~3週間は控えましょう

感染症防止のため、性行為は2~3週間程度お控えください。中絶後の性行為は医師にご相談下さい。

ピルの服用もおすすめです

しばらく妊娠を希望されない方は、ピルを使って避妊をしていただくことをおすすめします。ピルを使うことでほぼ確実に避妊できるほか、女性ホルモンのバランスをととのえ、生理の周期を元通りにすることで、子宮内膜の回復にも役立ちます。

ご予約・お問合せは
お気軽に

  • どうぞお気軽にご相談ください 045-822-6650
  • bnr_tel01_sp.png
  • お問い合わせはこちら 045-822-6650
  • side_bnr_tel01_sp.png