低用量ピル(OC)とは
低用量ピル(OC)
低用量ピル(OC)とは、ホルモン成分の含有量を必要最低限のレベルにしてあるピルのことです。
ピルに含まれるホルモンは卵巣で分泌されるホルモンとほぼ同じ成分で構成され、そのバランスも自然のホルモンバランスを考慮して調整されています。その為、ピルを内服することでホルモンバランスを整え、生理不順や生理痛などの症状を緩和することができます。
また、ピルにはプロゲステロンというホルモンの分泌をおさえて、ニキビや肌荒れを予防・改善するはたらきがあることも知られています。
当院では、ピルの処方がいつでもできますので、必要な方はお気軽に当院スタッフまでお申し出ください。
低用量ピルの副作用
-
頭痛・めまい・吐き気
飲み始めてしばらくは頭痛やめまい、吐き気といった症状が出ることがあります。
服用を続けて1ヶ月ほど経つとおさまることが多いので、あまり心配はありませんが、症状の重い方は当院スタッフまでご相談ください。 -
血栓症
ピルを服用中に、ごくまれに血栓症を引き起こすことがあります。
ご自身やご家族に既往歴のある方は血栓症のリスクが高くなりますので、あらかじめ担当医にお伝えください。 -
子宮頸がん・子宮がん
1年ごとに子宮頸がん検査を忘れずに受けられることをおすすめしております。
注意事項
- 血栓症のリスクを避けるため、喫煙されている方はあらかじめ禁煙をお願いしております。
- 避妊目的で使用する場合、飲み忘れると妊娠してしまうことがありますので、毎日忘れずに服用しましょう。※飲み忘れてしまった場合は必ずご来院頂きご相談ください。
- 最初の2ヶ月は下肢血栓の症状が出ているかどうかを診ますので、きついタイツやブーツを着用して来院されることは避けてください。
- ピルを個人輸入して服用される方がいますが、危険ですので個人輸入は絶対にしないようにお願いいたします。