当院の中絶手術の特徴
手術は、当院専属の母体保護法指定医が行います。
よく無痛の中絶手術といわれますが、麻酔をかけて痛みをとらなければ手術はできません。術中に無痛なのはあたりまえのことです。
24時間体制で産婦人科医が院内に待機しておりますので、術前・術後で体調に変化があったときにも安心です。
当院では、経験豊富な産婦人科医がおよそ10名前後在籍しており、全員日本産科婦人科学会の専門医の資格を取得しております。
痛みの少ない検査・前処置
母体保護法にもとづき、できる限り痛みが無い、負担の少ない手術を行っております。
前処置や検査のときにも、なるべく患者様が痛みを感じることのないように細心の注意をはらっています。
プライバシーにも配慮
中絶手術を受けたことは、できれば誰にも知られたくないものです。そのため、当院では専用ダイヤルを設け、専任スタッフが対応させていただくなど、プライバシーに配慮しております。秘密は厳守いたしますのでご安心ください。
その他、ご要望がありましたらご相談ください。
アフターフォローにも対応
手術後は、子宮内に残留物とオロの噴流がないかを確認するために、翌診療日と1週間後に診察と超音波検査を行います。この2回の検査で特に異常がなければ、通院は終了となります。
手術の流れ
初期中絶手術の場合(日帰り手術)
1手術前日
手術時に全身麻酔をかけるため、夜9時以降の飲食は控えてください。
水やお茶、ガム、常備薬など一切の飲食はできませんのでご注意いただくようお願いいたします。
1手術当日
手術時に全身麻酔をかけるため、朝6時以降の飲食は控えてください。
水やお茶、常備薬など一切の飲食はできませんのでご注意いただくようお願いいたします。
術前に子宮口を傷つけないように拡張する処置(ラミセル)を行います。
麻酔をかけて手術致します。(痛みは御座いません、痛みがある状態だと手術は不可能です)
血圧や脈拍などを測定した後、鎮静剤や鎮痛剤を使って眠った状態のまま手術を開始します。
手術にかかる時間は15分程度です。
※子宮頸管を開くために子宮の組織を傷つけない「ラミセル」というスポンジ状の器具を使用します。
術後は麻酔から覚めるまでお休みいただき、出血状態を確認した後、その日のうちに帰宅となります。
2術後1〜2日後
経腟超音波で子宮内の状態を観察し、残留物や血液のたまりがないかどうかもチェックします。
31週間後
再度経腟超音波で子宮内の状態を観察します。
特に問題がなければ通院は終了となります。
日帰り手術の場合
※早くお帰りになりたい方へ
来院してから3時間程度で処置を行って麻酔からさめて退院できるやり方もあります。
別途料金が発生致しますが、ご希望の方はお申し付けください。
※初期中絶手術のみ適応可能につき、検査結果でお受け出来ない場合が御座います。予めご了承ください。
中期中絶手術の場合
1前処置
子宮を軟化させるスポンジやラミナリアという海藻の茎でできた棒などを子宮口に挿入し、子宮頸管を徐々に開いていきます。
完全に開くまで1~2日かかることがあります。
この間は入院して行わなければならないのは産婦人科医会の指導で決められています。
2手術前日
手術時に全身麻酔をかけるため、就寝時刻以降の飲食は控えてください。
水やお茶、常備薬など一切の飲食はできませんのでご注意いただくようお願いいたします。
水分の補給は点滴で行います。
3手術当日
子宮口が開いた状態で、プレグランディンという陣痛促進剤を使用して人工的に陣痛を誘発させ、分娩と同じような形で胎児を娩出します。
胎児の娩出後に胎盤の摘出、子宮内の違残物を除去する処置を行います。
4術後
1~2日間ほど入院していただき、経過を観察します。
退院後も、手術後は数回の外来診察を行い、回復を確認します。安静にしてお過ごしください。
守秘義務とプライバシー保護
母体保護法上、中絶手術に関わった医師やスタッフには、「職務上知りえた人の秘密についてもらしてはいけない」とする秘密保持が義務づけられています。
当院でも、専用ダイヤルを設けて専任スタッフが対応するなど、守秘義務を徹底し、プライバシー保護につとめておりますのでご安心ください。
同意書に関して
中絶手術には、原則としてパートナーの同意が必要です。
また、未成年の方については、保護者の方にも同意をいただくようにお願いしております。
「パートナーと音信不通になってしまい、連絡が取れない」など、パートナーの方の同意を得ることがどうしても難しい場合は、スタッフまでご相談ください。